先日、漫画の最終回をむかえたゴールデンカムイ。
私も最終回直前の無料開放でゴールデンカムイにはまり、電子書籍を購入し30巻まで読み終わってます!
そんなゴールデンカムイで登場するお菓子が札幌名物の「月寒(つきさむ)あんぱん」です。
なんとその月寒あんぱんが令和の世で堪能できるというではありませんか!
というわけで北海道在住の方に現地で購入し、わざわざ送っていただきました!ありがとうございます!せっかくなのでパッケージや味についてお伝えできればと思います。
ゴールデンカムイ本編(まんが)における「月寒あんぱん」の話を書いています。アニメしか見ていない方はネタバレになりますので回れ右してください。月寒あんぱんは10月から始まるゴールデンカムイ4期の内容です。
月寒あんぱんとゴールデンカムイ
ゴールデンカムイではじめて「月寒あんぱん」が登場するのは20巻に収録されている第197話「ボンボン」です。
キロランケからアシリパを取り戻した杉元一行は樺太から北海道への帰り道、(アシリパの毒矢で)右目を負傷した尾形を病院に連れていくが、彼が病院から脱走を図ったことが発覚。
尾形を追う杉元、一方、鯉登少尉は現場に倒れている医者を介抱する。しかし逃げたと思われた尾形はまだ室内におり、鯉登を攻撃。床に倒れた鯉登に対し「барчонок(ボンボンが)」と吐き捨てた。その瞬間、鯉登少尉はふるさと:鹿児島に住んでいるときのできごとを思い出す。
鯉登少尉は14歳のとき鹿児島に住んでおり、(当時)海軍中佐だった父・鯉登平二のカサを着てワガママし放題でした。
そんなとき、彼は鶴見中尉と出会います。
そして鹿児島の西郷隆盛の墓へ案内した際、一緒に食べようと差し出されたのが札幌名物の「月寒あんぱん」でした。
月寒とは札幌市内にある土地の名前です。現在は「つきさむ」と呼びますが、漫画のなかでは「つきさっぷ」と呼んでいますね。
どうやら本土からの入植がはじまった1871年(明治4年)から1943年(昭和18年)までは「つきさっぷ」と呼んでいたそうです。
この「月寒あんぱん」をくれた鶴見中尉が鹿児島に来た真の目的は、陸軍と不仲だった海軍を自分の味方にするため、海軍中佐の息子(鯉登少年)誘拐事件をくだわて、目の前で助けることで鯉登中佐の信用を勝ち取るというものでした。
ですので、このあんぱんと出会った日は鯉登少尉にとって人生の転換点でした。
という前提があり、ゴールデンカムイとゆかりの深い「月寒あんぱん」とのコラボが誕生したのでした。
このパンの製造を担当されているのは「株式会社ほんま」さん。
月寒あんぱんの歴史は明治時代にさかのぼります。陸軍にお菓子をおろしていた大沼甚三郎さんが、東京には「あんパン」という菓子がある、という噂を聞きつけ、東京のレシピを一切確認せず「月餅風あんぱん」を独自開発。
その方からレシピを教えてもらった本間与三郎さん(株式会社ほんまの創業者の方)が1906年に「月寒あんぱん」の製造販売を開始。
…ということで、その時代から脈々と受け継がれる正真正銘の月寒あんぱんなのです…!すごい!!
現在は札幌にある複数の店舗、そしてインターネットでの通信販売があります。あと各地の物産展などでの販売もあるそうです。
ゴールデンカムイバージョンの月寒あんぱんうまい!うまい!
ということでゴールデンカムイにとてもゆかりのある「月寒あんぱん」ですが、ありがたいことに北海道在住の方から現地(ほんまさんの本店)で購入し、送っていただきました!
ありがとうございます~~~~(北に向かって拝礼)
写真をご覧いただければわかると思うのですが、縦長の箱です。縦24センチ、横9センチ、奥行きは6センチ程度。
箱上部はキャラクターたちが、箱の下部には北海道が描かれています。
囚人のイレズミやアイヌのアシリパさんの服の模様が描かれていたりと、ちゃんとアニメの雰囲気を再現されていておしゃれです!
ちなみに6月22日に買ってもらって賞味期限は9月11日まで。
二か月半くらいもつのですが、夏は食べ物が腐りやすいので早めに消費したいですね。
カロリーは黒胡麻あんが一番高く、南瓜あんがいちばん低いです。
ふたをあけるとこんな感じ。右が手前で、前から順番にこう並んでました。
- アシリパ(こしあん)
- 杉元佐一(南瓜あん)
- 白石由竹(黒糖あん)
- 尾形百之助(黒胡麻あん)
- 月島基(抹茶あん)
- 鯉登音之進(復刻あん)
全部とりだすと仕切り用の厚紙が敷かれています。北海道からの荷物は空輸で届くので、あけたときは個包装がちょっとだけ膨らんでたかな?という感じです。
では中身の個包装をご紹介。
アシリパ(こしあん)
化粧箱に描かれている絵とは違いますよね。やはりアシリパさんは戦闘シーンがかっこいい。
杉元佐一(南瓜あん)
南瓜あんってかなり珍しいなと思いました!
でも味にはバラエティがあった方が楽しめるので、こういった味を入れてくれると嬉しいですよね!
白石由竹(黒糖あん)
われらがアイドル白石。ちょっと包装ごしにあんぱんの生地がうつってるけど、それがまた可愛いです(笑)
アメ大好きな白石にぴったりな黒糖味。
尾形百之助(黒胡麻あん)
尾形の黒い影をあらわしたように、黒胡麻が使われています。
まだ編集している現時点では食べてないので味がわかりませんが、ビターで香り豊かな仕上がりになってたらいいな~
月島基(抹茶あん)
月島ぁん!(言いたいだけ)
鯉登音之進(復刻版)
はい、月寒あんぱん本家!
鯉登少尉は明治の味を復刻しているものと思われます。
全部自分で食べるのは無理なので家族と食べるのですが、もうアシリパさんを家族に渡してしまったから比較できません(笑)
やっちまったなー!!
月寒あんぱんの味はどう?
ということで届いた次の日に月島ぁん!(笑)の抹茶あんを食べてみました。
たしかに日本全国で流通している普通のあんぱんに比べ、皮が薄くて固めです。
みなさんが月餅とおっしゃってるのがわかります!
あんはかなり量が多く写真を見てわかるとおり、ぎっしり詰まっていました。
抹茶あんはそんなに甘くなかったです。どちらかというと素朴で、あん自体もクリーミーというより小豆をすりつぶした豆の感じが出ているような食感でした。
もちろん味はおいしいです!
全体的にしっとりしていてボリュームもあるので、北海道に行ったらぜひお土産に購入してみてください!
まだ全部食べてないので他の味についてはわかりませんが、食べたら追記しようかと思います。