みなさま、あけましておめでとうございます!!(遅)
いよいよ鬼滅の刃『柱稽古編』始動ということで、映画『絆の奇跡、そして柱稽古へ』を初日(2024/2/2)に観てまいりました!記憶が残っているうちに感想を書きます!
- 鬼滅「柱」の限界オタクの感想です
- 原作未読の方はご遠慮ください(ネタバレ含みます)
- 原画展で公開されたネタバレもあります
- ひとまず書き殴りますが、何度か観に行く予定にしているので観たらアップデートという形を取らせてください
- 刀鍛冶の里編については書いておりません
- ※2/22に2回目鑑賞(加筆修正)
- 柱稽古編1話、冒頭のアクションがたまらん!(アニオリ)
- 禰豆子ちゃんを託されるカナヲちゃん(アニオリ)
- 臨時柱合会議
- 柱合会議は夜まで続いていたようす(アニオリ)
- 柱稽古編・天元着流しバージョン(一部アニオリあり)
- 辻褄が合うようにアニオリを入れている
- 柱稽古、今後はどうなる!?
- 柱稽古編オープニング
柱稽古編1話、冒頭のアクションがたまらん!(アニオリ)
やってくれたぜufotable!!
たしか『遊郭編』の冒頭でも炭治郎&禰豆子の単独任務があったかと思うのですが、今回は『柱稽古編』ということで、冒頭からまさかの実弥&小芭内任務!!
古いお城に集まる鬼たちを軽々と狩っていくふたりの姿に興奮がおさえられず、ひとりマスクのなかでワーワーキャーキャー言ってました(笑)
となりには誰もいなかったから安心してください(笑)
- 実弥は「弐ノ型:爪々・科戸風」「肆ノ型:昇上砂塵嵐」
- 小芭内は「伍ノ型:蜿蜿長蛇」「参ノ型:塒締め」
を繰り出していましたね。
はじめてみた風の呼吸と蛇の呼吸のエフェクトが想像以上にかっこよくて全身鳥肌がたってしまいました!
初日舞台あいさつで声優さんたちが話していましたが、どうも蛇の呼吸は水墨画を意識されていたようですねぇ!
だんだんエフェクトで表現しづらい呼吸が増えてきたので映像化って大変だなあと思います(笑)
実弥はもともと好戦的なこともあって立ち回りはダイナミック。
もちろん周囲は見えているけれども、敵を追いかけることに全集中。
一方の小芭内はあえて裏方に徹することで見事に実弥との連係プレーを成し遂げていましたね。
観ている瞬間は実弥の圧巻のアクションに「おお」と感嘆してしまうのですが、あとから考えてみると、小芭内が実弥の性格を把握し、うまく動かしているようにも見えて、個人的には頭のよさがわかる動き方だなぁと感心しきりでした。
威力で考えると風の呼吸のほうが圧倒的に強いし、体格的にも実弥を前線に出したほうが勝率は上がりますからね。
あと小芭内が鬼に連れ去られた女性を助けるんですけど、その女性の抱え方が手馴れているというか…ソフトでドキっとしましたね。
21歳組のなかでは小芭内がひとりだけ大人びてるんだなぁと感じる瞬間でございました。リアルに恋してるからなぁ(笑)
ちなみに廃れ切った古城の最限度の高さにおどろかされました。さすがufotable様は背景までピカイチですね!
禰豆子ちゃんを託されるカナヲちゃん(アニオリ)
冒頭のアクションを終えたら、カナヲちゃんのシーンに移ります。
任務から帰ったカナヲちゃんが「帰りました」と報告すると、フグ(※金魚のなまえ)にエサをやっていたしのぶさんが
「いまから臨時の柱合会議がはじまるので向かいます」
「禰豆子さんのこと任せますね」
と伝えます。
カナヲちゃんはしのぶさんの言葉に「えっ!?」と汗をかいて驚くんですが…この流れはアニメオリジナルです。
実は原作ではカナヲちゃんと禰豆子ちゃんのやりとりってほとんどないんですよね。
コミックス23巻の落書きだったかな。カナヲちゃんが禰豆子ちゃんにお花を渡しているシーンがあります
ここからは私の推測となるのですが、ufotableがこのシーンを挟んだのは
「カナヲには仲間(友人たち)を大切にしてほしい」
というしのぶさんの想いがこめられているのかと思いました。
しのぶさんはこのあと色々ありますが、たとえ自分の身を犠牲にしてもカナヲちゃんには誰よりも幸せになってほしいと考えています。
まだまだカナヲちゃんは感情を出すのが苦手ですが、しのぶさんの(日々の)こうした助言が最終決戦で生きてくるのかと思うと、私は涙が出てしまいました。
ちなみにしのぶさんがフグにエサをやっているシーン、これは22巻で禰豆子ちゃんが記憶をとりもどした際に「見ますか?金魚」と言っているシーンにつながるんじゃないかと思いました。
臨時柱合会議
そのあとに続く臨時の柱合会議については原作からの改変は少なかったですね。
違っていたポイントとしては実弥&小芭内の任務終了後に柱合会議がはじまったことかな。
遅れて産屋敷家の応接間に入る設定が足されていましたね。
あとはあまね様が登場するまでのセリフ(実弥、小芭内、蜜璃ちゃんあたりだったかな)がちょっとだけ増えていました。
あ、言うまでもないですが義勇さんのセリフは少ないです。マジで原作通りのセリフしかない。
いや、それでいいんですよ…冨岡は(笑)
そしてずっと蜜璃ちゃんがかわいいの(笑)
なんであの子はあんなに明るいんでしょうか…蜜璃ちゃんがいるだけで場が和む~~~!
痣のことを聞かれてメキメキィ!って答えちゃう蜜璃ちゃんにポカンしてしまう産屋敷家のみなさま、義勇&しのぶ&むいくん。
イラっときてしまう実弥に、頭をかかえてしまう小芭内(笑)
おばみつムーブがえぐい(ほめてます)
あ、そうそう。
話は変わりますが個人的には痣(副作用)の話のときだけ雨の降る演出がよかったです。
「痣が出ると25歳になる前に死んでしまう」という会話をいっさいせず(これは原作通り)、その部分を雨が降っている情景に置き換えることで、衝撃の事実を伝えられて複雑になる柱たちの心境をうまく表現しているように感じました。
そして前から考えていたんですけど、義勇さんって痣のこと知ってたのかな?
あの場では悲鳴嶼さんと義勇さんだけが痣者の末路を当然のように受け止めていたような気がするんですよね。
もしかすると鱗滝さんから聞いていたのかな。
もしくは「痣の発現=パワーアップ=命をけずる行為だ」とそこまで頭が回っていたのかなぁ。
あるいは自分は「柱じゃない」から関係がないと思っていたのか…。
それであの…本当にどうでもいい内容なんですけど義勇さんの顔よすぎんか?
あいかわらず義勇さんの正面顔&横顔が美しすぎんのよ…ちょっと作画を心配していたんですけど、心配する必要ないくらい顔がよかった(←まじどうでもいい・笑)
あまね様もかっこよ…そして美しい…
柱合会議は夜まで続いていたようす(アニオリ)
悲鳴嶼さんの提案は「柱が隊士たちの稽古をつける」というものでした。
その提案について具体的な話し合い(誰がどんな訓練をつけるか)を義勇さん以外の6人で行っていましたね。(これもアニオリです)
結構長いこと話していたのか、どっぷり夜に。行燈をつけた室内で書記をしのぶさんがつとめていましたね。
あのメンバーで書記をしてくれるのはしのぶさんくらいだもんね。
悲鳴嶼さんが頼んだのか、しのぶさんが「書くよ」と手をあげてくれたのか…どっちにしても、ああいうの挟んでくれるの助かる(賢くて真面目でかわいいから)
ここで実弥だったかな?
「現役の柱だけでたりるのか」と悲鳴嶼さんに聞いていました。
その問いに対して
「引退済みの柱にも協力してもらう」
と悲鳴嶼さんが答え、天元様が稽古に参加するという導線がつくられます。
まさに原作を邪魔しない補完(自然に天元様が出てくるように仕掛けたストーリー)がいい味を出しているなぁと感じました。
そして「あとは冨岡さんですね」って心配される冨岡(笑)
おーい!!21歳!!心配されてんぞーー!!
義勇さんのいない柱合会議、おだやかすぎて逆に笑ってしまいました(笑)
6人で一致団結してる感がすごい。。マジでアイツ、トラブルメーカーじゃん(笑)
いやまあね、それには深い理由があるからしょうがないんだけどね。
さて、この時点ではしのぶさんも柱稽古に参加する気満々だったんですね。もちろんほかの柱たちもしのぶさんは参加するって考えていたんでしょうね。
お館様から珠世さんとの共同研究を打診されて怒ってるシーンが2話以降に描かれるはずなので…
もししのぶさんが柱稽古に参加するのであれば、どんな稽古だったのかな?身のこなし方とか、脚力に関することだったのかな?ちょっと想像してみたくなりますね。
柱稽古編・天元着流しバージョン(一部アニオリあり)
いやぁ…「着流し天元」最高にド派手でしたねぇ!
まさかあんなド派手配色だとは思ってなくて…でもスタイルも顔もいいから、あの衣装が似合う男なんだよなぁ(笑)
天元様、エロすぎませんかね…あと嫁ちゃんズのパイも…大画面に向かってひたすらありがとうございます(?)してしまいました。
着流し天元様は原作でも出番が少ないので、どんな風に脚色されるのかなぁと思っていたんですが、なるほど「どの柱がどんな稽古をつけるのか」解説してくれていましたね!
あの部分、炭治郎のモノローグになるのかなと思っていたのですが、うまいこと脚本に落としこまれていましたね!さすがだなぁ。
あと現役をしりぞいた柱である自分がここで隊士たちを十二分にしごいておかないと、次の柱たちに怒られてしまうって言ってたし、本音では自分も現役として稽古に参加したい思いがあったんだろうなぁと思います。
天元様が現役だったなら、このあとの無限城も楽勝で勝ち進められたんじゃないかと思う一方で、このまま嫁ちゃんたちと幸せに暮らしてほしい気持ちもありますね。
天元様のファンも着流しバージョンは楽しみにされていたと思うので、次回以降ももう少し出てきてほしいなぁと思います!
ちなみに私のお客さん(天元推し)が音柱出てきてうれしかった~!とLINEくれました(笑)
辻褄が合うようにアニオリを入れている
原作では禰豆子ちゃんが太陽を克服したあと、急に柱稽古がはじまるような感じがありました。
もちろん漫画では尺の都合もあって、必要な部分だけが描かれていたんだと思います
そこで今回のアニメ化にあたっては、原作の世界観を壊すことなく無限城編へスムーズに話を続けていくための細工が仕掛けられていましたね。
その最たる例が冒頭の実弥と小芭内のバトルシーン。
ラスボスとみられる鬼が実弥と小芭内の戦いをさけながら、無限城に逃げ込むような描写がありました。
そこは有象無象、鬼のすみかです。
つまり最終決戦(禰豆子捕獲)のために各地にちらばっていた鬼たちを無限城に集結させているんだぞ!という意思表示ですね。
これを描くことで「各地に出没する鬼が急激に少なくなった」という話の裏を取っているわけです。
また臨時柱合会議では「お館様が病気の進行で動けなくなった」とあまね様が伝えています。
どれくらいお館様の病気が進行しているのかは原作だけでもじゅうぶんに理解できるのですが、あまね様の手をにぎりながら感謝を伝えるその姿に、もう先は長くないのだという切実な思いが伝わってきました。
柱稽古編のなかでお館様の過去についても触れてもらえたらうれしいなぁ。
お館様に関するネタバレ(FB2&原画展)
産屋敷家にうまれた男子は、たとえ何人兄弟がいようとも男子をひとりだけ残して亡くなり、女子は十三歳までに結婚して苗字を変えなければ病気や事故でなくなるとされていました。
原画展で読んだ話のネタバレ(うろおぼえ)になるのですが、お館様にはふたりの弟さんがいらっしゃったんですよね。
たしかいちばん下の弟さんが産屋敷家の「呪い」で夭折(幼くしてなくなること)され、次男さんも自分も早死にするのではないかと精神的な病気になり、自死したというエピソードが記載されていたように記憶しています。(まちがっていたら申し訳ありません…)
そんななか、ひとり生き残ったお館様。
先代当主である父上は十九歳で自死を選択。お館様が当主になったのは四歳のときだったようです。
そんな「呪い」に強靭な精神で立ち向かっていたお館様はコミックス16巻時点で二十三歳、成人を大きく越していました。この時点で「呪い」に勝っていたと言えるでしょう。
それが成しえたのは、本人の「私が無惨をぜったいに倒す」という気持ち、そしてあまね様というすばらしい女性の存在でした。あまね様は雪がふっていても毎日欠かさず禊祓をしていたとFB2に記載されています。
柱稽古、今後はどうなる!?
柱稽古編1話、最後のあたりは各柱がどんな稽古をつけていくのか、ダイジェストで描かれていましたね。
今後は炭治郎たちが柱を順番に巡っていきながら、各キャラクターの過去や思いにフォーカスしていくのかな。
今回の柱稽古編で核となるのは
- 義勇さんが水柱としての自覚をもつこと
- しのぶさんの決意とカナヲちゃんへの想い
- 悲鳴嶼さんの過去と人物像
- 不死川兄弟の関係性
- お館様と無惨の対峙
このあたりでしょうか。
ただ、このあたりの話をアニメにしても1クールだと尺が余ってしまう気がするので、適宜アニメオリジナルが入っていくのだろうなと感じました。
個人的には
- 義勇さん過去(蔦子姉さんの登場&錆兎とともに修行した日々)
- 胡蝶姉妹と悲鳴嶼さんの話(小説・片羽の蝶より『片羽の蝶』)
- 義勇さんを全員で笑わす回(小説・片羽の蝶『笑わない君へ』)
- カナヲちゃんと伊之助の友情(小説・風のみちしるべより『花と獣』)
- 刀鍛冶の里に訪問する無一郎くんの話(小説・風のみちしるべより『明日の約束』)
- 女子用隊服の話(ゲスメガネ前田まさお)
こんな話があってもいいなぁと思っています。
『笑わない君へ』から煉獄さんの「眼鏡!眼鏡!」をぜひアニメで見てみたい(笑)
あといつになったらゲスメガネ出てくるんですかね!?私あのひとめっちゃ好きなので、はやくだしてください(笑)
<片羽の蝶>イチオシ。
<風のみちしるべ>
柱稽古編オープニング
最後になりましたが、毎度恒例のオープニングテーマ&映像です。
映画館で聞いたとき、男性のような女性のようなお声が混じっているなぁと思っていましたが、まさかのHYDEさんだと聞いて驚いています(笑)
マイファスのボーカルHiroさんの声が女性っぽく聞こえてたのかな。
ちなみにHiroさんって森進一・森昌子夫妻のご子息ですね!エリート…!
さて今回も例にもれず『柱稽古編』タイトルとともに炭治郎+柱5人のお顔。
画面に6人は多いな(笑)
今回も全員が同じ方向を向いていますが、無限城もこれを踏襲するのかと思うとおそろしすぎませんか…
なんだか情報が多くてあまり覚えていないのですが、今回のオープニングはお館様と無惨のふたりにフォーカスがあたっているようです。
お館様を中心に隊士たちが集まっているような構図もありました。
また義勇さんからはじまり、しのぶさん、小芭内、実弥、悲鳴嶼さんのアクションシーンが登場。
あと義勇さんと実弥の柱稽古も映像化されていましたね!
- ポツンとしてる義勇さん
- 廊下を歩くしのぶさん
- 玄弥くんと実弥のすれちがい
このあたりが映ったのもおぼえています。
これを見るかぎりお館様と無惨の対峙からの邸宅爆発、柱集結、そして無限城に入るところまでアニメ化するのかな…
結末はわかっているんですけど、この先は映像で見たいような見たくないような…特に柱の面々には相当な思い入れがあるので(しかもしのぶさんは最推しのひとりだし)…正直複雑です(涙)
ここまでざーっと覚えているかぎりのことを書いてきましたが、あいかわらずufotableの原作リスペクトの高さに拍手を送りたくなりました。
最近、漫画原作のことでいろいろと問題が起きていますので、鬼滅はこれからも吾峠先生のお考えをしっかり踏襲して制作していただけるとうれしいです。
とりとめのない感想で恐縮ですが、今回はこれで終わりとさせていただきます。読んでいただきありがとうございました!