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平家物語 第6話「都遷り」あらすじ&考察

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2022年1月12日よりフジテレビ「+Ultra」にて放映中、FODにて独占配信中のテレビアニメ「平家物語」。

その第6話「都遷り」の考察・内容整理などを行っています。

注意事項
  • 「平家物語」初心者が書いています。あくまでも私個人の感想、ネタバレ、考察ですのであらかじめご了承ください。
  • 地上波では2022年1月12日より、フジテレビ「+Ultra」枠にて放送中。

 

 

 

平家物語 第6話「都遷り」あらすじ

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以仁王の乱で勝利をおさめた清盛(CV玄田哲章)は都を京から福原へと移す。なぜなら京では反平家の動きがあちこちで起っているからだ。

しかし、都を福原に移したものの清盛は夜ごと悪夢にうなされるようになる。また住まいを福原に移した高倉上皇も昨今のクーデター・遷都の疲れにより病に倒れていた。

一方、平治の乱で賊軍となり伊豆国へ流刑とされていた源頼朝(CV杉田智和)に院宣(後白河法皇の命令・意向)が届けられる。それは「平家の作った身勝手な世を変えろ。朝廷の敵を退けろ」というものであった。

頼朝の挙兵を知った清盛は激怒。諸国に散らばっている源氏の兵士が集結しないうちに頼朝を討たんとする清盛はなんと、その総大将に重盛の長男・維盛(CV入野自由)を据えてしまったのだ。

 

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出演(太字が今回のキーマン)
  • びわ(琵琶法師の娘)
  • 平清盛
  • 平時子(清盛の妻)
  • 平重盛(清盛の長男)
  • 平宗盛(清盛の三男)
  • 平知盛(清盛の四男)
  • 平重衡(清盛の五男)
  • 平徳子(清盛の娘・高倉天皇の中宮)
  • 平維盛(重盛の長男)
  • 平資盛(重盛の次男)
  • 平清経(重盛の三男)
  • 平有盛(重盛の四男)
  • 平敦盛(清盛の甥)
  • 後白河法皇
  • 高倉天皇(後白河の七男)
  • 安徳天皇(高倉天皇の息子)
  • 源頼朝
  • 藤原忠清(維盛の参謀)

 

平家物語 第6話の考察(頭の整理)

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第6話に入る前に知っておくべきことがひとつあります。それは延暦寺の立場が変わったことです。

第5話で以仁王が挙兵した際、天台宗園城寺(寺門)系の寺社仏閣が朝廷に味方しました。なぜなら朝廷は園城寺と仲がよかったからです。

一方、同じ天台宗の比叡山延暦寺(山門系)と朝廷・園城寺は仲が悪かったので、延暦寺の僧侶たちは平家と仲良くしていました。

しかし以仁王の挙兵のあと、朝廷の人事に口出ししたり好き勝手している平家をうらむ貴族や寺社仏閣があとをたちませんでした。

そのなかにどうやら延暦寺も含まれていたそうです

だから清盛は都を福原に移したんだそう。

京の都は盆地にあるため、もし京で打倒平家の乱を起こされたらひとたまりもなかったんですね。

 

第6話って何年の話?

第6話は治承4年(1180年)夏ごろ~治承4年(1180年)11月ごろの話と推測しています。根拠は以下の通り。

 

①福原での宴

冒頭、福原の浜辺でびわ・資盛・清盛・敦盛・重衡たちが宴を開きます。その際、清盛の甥にあたる敦盛(清盛の弟・経盛の末っ子)が亡き重盛をしのんでいる場面があります。

敦盛は「重盛どのがなくなってから1年ほど」と言っており、重盛は1179年の7月(旧暦)に亡くなったため、そこから第6話の冒頭は1180年の夏であると判断できます。

ちなみに敦盛が持っている笛は「小枝(さえだ)」という名のもので、敦盛の祖父(清盛の父・忠盛)が当時の鳥羽院から譲り受けたものだそうですよ

 

②富士川の戦い

第6話の最後は富士川の戦いが描かれています。後白河法皇の院宣(命令)を受けた源頼朝が起こした戦です。

これは治承4年(1180年)10~11月ごろに起こったと言われています。

 

清盛は焦り、頼朝は挙兵する

治承三年の政変・以仁王の挙兵と相次いでクーデターが起こり、京の都は混乱におちいります。

その混乱に乗じ、後白河法皇や高倉上皇をしりぞけ、孫にあたる安徳天皇を即位させた清盛は朝廷の実権を掌握したも同然でした。

しかし、平家が朝廷で実験を握るとそれを恨むものも出てきます。

朝廷で位を廃された貴族たち、平家に燃やされ・たくさんの僧兵を殺された寺社仏閣など…平家大嫌いな人たちは星の数ほどいます。

その影響なのか清盛が亡霊の夢を見たり、松の木が急に枯れるなどの現象が起きたとか…

なかでも清盛のことを一番恨んでるのは後白河院でした。

彼は第五話で描かれたクーデターにより鳥羽離宮に幽閉されたり、側近を殺されたりと大変な目にあっています。もともと清盛と仲がよくないので恨みがすごい。

あまりにも腹わたが煮えくり返りそうなので、平家を倒せそうな人物に院宣(命令)を出します。

その相手はみなさんご存じ、あの源頼朝でした。

頼朝はその昔、清盛が名をあげた戦「平治の乱」で負けた武将です。負けてから伊豆国に流刑とされていました。(お父さんの義朝は死罪)

実はこの平治の乱のとき、頼朝は13~14歳でした。それが要因なのか、清盛の母親が「殺さないであげて」と嘆願したことによって死刑は免除されたのです。

だから頼朝としては最初は乗り気じゃなかったみたいですね

ただ、アニメでは描かれていませんがWikipediaにはこう書かれています。

平家が(以仁王に味方しろという)令旨を受けた諸国の源氏追討を企て、自身が危機の中にあることを悟った頼朝は挙兵を決意すると、坂東の各豪族に挙兵の協力を呼びかけた

引用元(Wikipedia

つまり、以仁王に協力を呼びかけられた源氏の兵士を始末しようと清盛が動いていたのですね。

当然、頼朝にもお呼びがかかっていたので「これはマズイ」と考えた頼朝は、ついに後白河法皇の呼びかけに応じることになりました。

 

富士川の戦い

さあ、頼朝が挙兵したという情報が清盛のもとに飛び込んできます。

舅である北条時政とともに流刑先の伊豆を出た頼朝はまず、石橋山(現在の神奈川県小田原市)にて平家と激突。まだ兵力が十分でなかったようで、ここでは負けてしまいます。

わずか7~8騎で敗走したそうです

しかし、源氏の兵が各地から集まってきて平家に歯向かってくる可能性があると判断した清盛は、源氏を討つべく戦をしかけます。

そしてその総大将に維盛を据えてしまいました。

維盛はビビりながら富士川の川岸で源氏が来るのを待ちます。

しかし、集まってきた源氏の兵士はなんと20万騎!平氏はわずか7万です…

しかも川だけでなく周囲の山にも源氏の兵がたくさん。

取り囲まれてしまった平氏の武士たちはあわててその場から敗走。

結局、源氏と戦わずして逃げてしまった維盛は帰還後、清盛から叱られ流罪を言い渡されます。また参謀役をつとめた藤原忠清は死刑を宣告されます。

しかし知盛や重衡の嘆願により死刑・流罪ともに免れることになりました。

維盛の憔悴っぷりは見てられませんね…