Hello!みずあめです。今回は
- 善逸の兄弟子・獪岳が霹靂一閃を使えない理由
- 善逸はなぜ霹靂一閃以外の型を使えないのか
について考察してみました。
あくまでも私個人の考察です。その点ご了承ください。
善逸と獪岳のアンバランスさを解くカギは3つ
鬼滅の刃という作品において雷の呼吸を使用する隊士は
- 我妻善逸
- 獪岳
のふたりだけです。
モブのなかにも雷の呼吸の使い手がいるかもしれませんが、省かせてください(笑)
そしてこのふたりを教えていた育手が元鳴柱の桑島慈悟郎さん。
桑島さんは柱だった人なので当然、
- 壱ノ型:霹靂一閃(六連・八連・神速)
- 弐ノ型:稲玉
- 参ノ型:聚蚊成雷
- 肆ノ型:遠雷
- 伍ノ型:熱界雷
- 陸ノ型:電轟雷轟
これらすべての型を会得しています。
ですが弟弟子である善逸は壱ノ型のみ、兄弟子・獪岳は弐~陸の型しか使えません。
ではなぜ、こんなアンバランスな形になってしまったのでしょうか?
その答えは3つのカギに隠されていると考えます。
- 適性(獪岳)
- 体格(獪岳)
- 努力(善逸)
それでは、この3項目を次から解説していきます。
獪岳が霹靂一閃を使えない理由
①適性がない
獪岳が霹靂一閃を使えない理由のひとつ目は「会得するだけの適性がない」です。
鬼滅の刃という作品において、すべての技のベースとなるのは「呼吸」ですよね。
この呼吸が使えるかどうかは個人の適性に大きく左右されます。
ここで「適性」とは「才能」のことを指します。
たとえば玄弥くんと千寿郎くん。彼らは日輪刀を持っても色が変わりませんでした。つまり呼吸法を体得するだけの適性(才能)がなかったのです。
もちろん獪岳については「雷の呼吸・弐~陸の型」を会得しており、呼吸を使う才能がまったくなかったわけではありません。
隊士だった時代の映像がないのでわかりませんが、おそらく日輪刀も善逸と同じ、もしくは近しい色に変わっていたはずです。
ですが、獪岳は壱ノ型・霹靂一閃だけ会得することができませんでした。
この状況から察するに獪岳は
正真正銘の雷の呼吸の使い手
ではなく、
雷の呼吸に限りなく近しい「派生呼吸」の使い手
だったのではないかと私は考えています。
しかしそのプライドの高さゆえ、
「派生呼吸の使い手であるかもしれない」
という事実を認められず、だましだまし雷の呼吸を使っていたのではないかと思います。
音の呼吸を使う天元様も最初は「雷の呼吸」を習っていた可能性が高いですよね。
え、雷の呼吸とかあんの!?響き派手だな!!…から入ったんじゃなかろうかと思いますが(笑)
ただ天元様の場合は
壱ノ型・霹靂一閃を全然使いこなせなかった
から派生に切り替えたと考えるのがベターだと思います。
②体格
以前、柱の強さランキングでも触れましたが、雷の呼吸は小柄であることが有利なのかもしれません。
そもそも雷の呼吸は「速度」を求められます。
特に壱ノ型・霹靂一閃は「神速」のような派生技があり、6つある型のなかでもいちばん速度を重視しているように感じます。
- 体が大きいと空気抵抗が大きくなる
- 体重が重いほど、はやく走れない
それゆえ霹靂一閃は「小柄な人に有利な技である」と考えるのが妥当なのではないでしょうか?
現に桑島さんも善逸も小柄であるように見えます。
こと隊士ふたりにおいては
- 身長164.5cm
- 体重58kg
- 身長167cm
- 体重64kg
となっており、身長・体重ともに善逸よりも大きな獪岳が会得するにはハードルが高い技だったのではないでしょうか。
善逸が霹靂一閃以外の型を使えない理由
一方、兄弟子の獪岳とは違い、善逸は壱ノ型・霹靂一閃以外の型を使用することができませんでした。
その理由は単純で、努力をしなかったからです。
おそらく善逸は当代鬼殺隊士のなかで、雷の呼吸を使うために生まれてきたと言っても過言ではないほどの人物。
適性(才能)・体格ともに雷の呼吸に適合しています。
なんてったって基礎である霹靂一閃を使えるんだから…
ですが、ほかの型を使うことができませんでした。
これよくよく考えてみると
使うことができなかった
のではなく、
霹靂一閃以外の技を習得するだけの根性がなかった
のではないかと思うのです(笑)
立志編の修行のようすを見る限り、桑島さんは鱗滝さんレベルのきびしい修行を敷いていた可能性がありますよね?(笑)
炭治郎が鱗滝さんの修行に耐えられたのは
- 生真面目だから
- 禰豆子を鬼にもどすため
という2つの大きな理由があったからですが、善逸にはそういった理由や目的がありません。
桑島さんに借金を肩代わりしてもらうというイベントがなければ、彼は鬼と無縁の生活をしていたわけです。
だからそもそもやる気がない。
なんで鬼退治なんかしなきゃならないの?
と。
桑島さんから認めてもらいたかった真面目な獪岳とちがって、惰性で、泣き虫で、打たれ弱い。
そんな人間が霹靂一閃以外の技を習得しようとするでしょうか?
現に何回も逃げてたしねw
そう考えると、師匠の桑島さんは妥協したのではないかと思うのです。
獪岳がいるから、壱ノ型以外は使えなくてもいいか…
桑島さんが不憫すぎますねw
じゃなきゃ「漆ノ型・炎雷神」をみずから編み出した説明がつかない。
やればできるんですよ、善逸は。
だって獪岳に勝つために努力したから漆ノ型を生み出せたんでしょう?
裏を返せば、その気になれば弐ノ型も参ノ型も会得できたはずなんです。
どれだけ頑張っても霹靂一閃を会得できなかった獪岳からすると、
本当はやればできるのに努力しなかった善逸
を見るたびに、腹立たしくて仕方がなかったのでしょうね。
耳がいいは雷の呼吸に必要なのか?
最後に善逸の「耳がいい」という特徴について考察します。
雷の呼吸を使う善逸は昔から耳がいいですよね。
しかし、同じ設定の天元様は音の呼吸を使っています。
また獪岳や桑島さんには「耳がいい」という設定がないため
- 雷の呼吸使い=耳がいい
- 耳がよくないと雷の呼吸が使えない
という方程式は成り立たないと考えます。
同じく鼻のきく炭治郎と鱗滝さんも、最終的に使っていた呼吸が異なっています。
- 鱗滝さん:水の呼吸
- 炭治郎 :ヒノカミ神楽
水柱の義勇も鼻がいいわけじゃないし…(どっちかっていうと空気読めないタイプw)
つまり五感がきくというのは呼吸に直接関係がなく、本人のベースの力を底上げするものだと言えます。
善逸の兄弟子・獪岳が霹靂一閃を使えない理由まとめ
ここまで
- 善逸の兄弟子・獪岳が霹靂一閃を使えない理由
- 善逸はなぜ霹靂一閃以外の型を使えないのか
について考察してきました。
まとめると以下のとおりです。
- 獪岳には霹靂一閃を使う適性がなかったが、プライドが高く「派生の呼吸」使いになれなかった
- 霹靂一閃は小柄な体格を必要とするため、獪岳には会得が難しかった
- 善逸にはすべての型を極める素質があったのに、霹靂一閃だけで音を上げてしまった
これらの状況を見ると、いかに師匠の桑島さんが不憫だったかわかります(笑)
だけど平等にふたりに継承権を与えていたのを見る限り、桑島さんは善逸・獪岳のことを本気で愛していたし、大切にしていたんだろうなぁと思うと胸が張り裂けそうです。
つい先日、アニメの柱稽古編が最終回をむかえ、残すところは「無限城編」となりました。
獪岳と善逸の戦いはおそらく1作目に登場すると思いますので、これらの情報をふまえながら一緒に戦いを見守りましょう。