たまには鬼滅以外の話でもしてみようと思います。
私が「鬼滅の刃」という作品において、義勇さん最推しである理由は、担当声優・櫻井孝宏さんの影響を受けているからです。
もちろん義勇さんのお顔やキャラクター性は大・大・大好きなんですけど、やっぱり無駄に声が良いのが好きで(笑)
櫻井さんじゃなかったらこんなに推してなかったと思います。
鬼滅にハマってからというもの、過去・あるいは現在放送中の櫻井さん出演番組を、時間のある時に見ています。
このなかで、直近見たテレビアニメの中に「宝石商リチャード氏の謎鑑定」というものがあります。
2020年の1~3月に放送されたアニメです。
このアニメの内容がとてもよかったので、感想やネタバレを書いていきますね。
見ようかどうか迷っている人は、参考にしてみてください。
宝石商リチャード氏の謎鑑定とは?
「宝石商リチャード氏の謎鑑定」は2020年1月9日~3月26日まで放送されたテレビアニメ(全12話)。制作は朱夏さん。
朱夏は「夏目友人帳」や「デュラララ!!」などのアニメを担当しているスタジオです。
原作は辻村七子さんの小説「宝石商リチャード氏の謎鑑定」(集英社オレンジ文庫)の第一部です。
第一部に相当するのが以下の書籍です。
ただし、すべての話がアニメ化されているわけではありません。この中から何本かピックアップして制作されています。
現在、原作は第二部(合計4冊)が完結したところです。
もしかすると、第二部がアニメ化される…かもしれませんね(待ってます)。
中田正義(CV内田雄馬)は、名前の通り「正義感」にあふれる大学生。ある日、路上で酔っ払いに絡まれていた金髪の男性を助ける。その男性の名はリチャード・ラナシンハ・ドヴルピアン(CV櫻井孝宏)ー宝石商だった。
リチャードから名刺をもらった正義は、「ピンク・サファイヤ」と呼ばれる宝石のついた指輪を鑑定してほしいと依頼する。しかし、この指輪はかつて、正義の祖母が盗んだものだった。
そして正義は、リチャードの運営する宝石店「エトランジェ」でアルバイトをすることになり、リチャードとともに訪れる顧客にまつわるミステリーを紐解いていくが、徐々にリチャードにも仄暗い生い立ちがあると知る。
宝石商リチャード氏の謎鑑定感想&ネタバレ
私はこのアニメを2回見ました。内容も良かったし、作画もきれいな方だったものですから(笑)
さて、ここからは私の感じたことやネタバレを書きます。
いつも通り櫻井さんの話が多めですけど、まあ許してください(笑)
リチャードの顔+櫻井孝宏の声帯が神
この物語の主人公は、大学生の中田正義と、宝石商のリチャードです。
ご存じの方も多いと思いますが、まずはテレビアニメのPVを見てください。
「尊いと思います、心から」
いやいや、あなたの声が尊いんですよ…(笑)
これ、アニメ化するって決まったとき、多くの人が
リチャードは櫻井さんだよねっ
って予想していたそうですが、まさにドンピシャ。
声優さんは基本的にオーディションなので、櫻井さんもオーディションを受けたと思いますが、受ける前からほぼ確定だったんじゃないでしょうか(笑)
この顔で声帯が櫻井さんとか、ガチ目にやばい(笑)倒れる人続出…
また、途中途中で「Good for you.」(よくできました)と言ってくれます。当たり前ですが、正義に対してです。
分かっていますが「ありがとう、心から」と思いながらいつも聴いています。
リチャードのよくできましたを聴くために仕事頑張ろうって思います。萌えは大切。まじで原動力。
リチャードはイギリスの名家(クレアモント家)出身で、お母さんがフランス人です。
しかし、クレアモント家の財産相続トラブルにより、当時付き合っていた女性に振られ、家のゴタゴタから逃げるようにイギリスから出国。
逃亡先のスリランカで類まれな美貌と宝石の知識を生かして、詐欺まがいの商売をしていた経験があります。
スリランカで生活していた際は、大変心が荒んでおり、本編(@日本)のリチャードよりも、少しだけドスの効かせた低めの声が出ています。
それがまた、ピシっとスーツを着こなしたリチャードとは違って、アンニュイ感とでも言いましょうか…とにかく気怠そうな感じがあるんです。
櫻井さんの、心荒んだリチャードと、宝石商のリチャードの演じ分けが大変良いんです。
あと、日本の詐欺集団に乗り込んでいくシーンが描かれているのですが、怪しい外国人のような演技で、それもまた美味しい(笑)
モブサイコの霊幻さん的な怪しさがあります
つまり、このアニメで3種類の櫻井さんが堪能できるのです。ね、見たくなるでしょ?
とにかくスリランカ時代のリチャードは色気がすごいです。あとオークションシーンでタキシードを着ていますが、それもやっぱり美しい。
目と耳でリチャードを堪能してください。
視座の高いリチャード
この「宝石商リチャード氏の謎鑑定」で一番深く刺さったのが、リチャードの視座の高さ。
視座とは「物事を見る姿勢や立場」。つまり、「視座が高い人」は相手の立場に立ったものの考え方や言動ができる人、ということですね。
リチャードはクレアモント伯爵家という家柄に加えて、金髪碧眼というその美貌から、いつも「顔や家柄で評価されてきた」という背景を持っています。
一見「顔が良い」ことに何の問題も無いように感じますが、実際には、性格やプロセス・成果等で評価されないという一面を併せ持っています。
リチャードはとにかく、「国籍・性的嗜好・職業・容貌などで相手を勝手に評価するな」と口を酸っぱくして正義に言っており、その旨は定款(会社のルール)にも記載されてます。
正義はまだ大学生ということもあり、そうした性的嗜好や趣味、容貌について軽率な発言をすることがあります。
たとえば、「リチャードの顔がキレイ」は正義にとっては「最大の誉め言葉」であり、悪いことじゃないって思っているんですけど、実際にはリチャードはその顔で苦しんだ経験があります。
ここにリチャードと正義の価値観に乖離が生じます。
なぜだと思いますか?
答えは日本人全体がそういう価値観を持っているからです。
日本人はとにかく金髪・碧眼=外国人だと決めつけてしまったり、LGBTに対する理解が低かったりしますよね。
そうした日本人の視座の低さが、この中田正義という人物を通して描かれているんです。
現在グローバル社会が進んでいますから、リチャードの視座の高さは日本人に対するメッセージなんだと思います。
リチャードの顔と声で騒いでる私が言うなって話なんですけどね…
BLだと思ってる人が多いけど…
蛇足ではありますが、一応これにも触れておきます。
このアニメ、BL―つまり「リチャードと正義の間に恋愛感情がある物語」だと捉えている人が多いです。
YouTubeのPV(先ほどご紹介した物)のコメント欄には「YAOI」と海外の方がかなり書き込んでいますね(笑)
PVがBL感を醸し出しているから、かもしれませんが(笑)
少なくとも私の見る限り、今回のアニメではBLは描かれていません。
リチャードは過去に女性としかお付き合いしていませんし、正義の好きな相手は「谷本さん」という女性です。
男性同士の恋愛が苦手だから抵抗があるって言う方は、気にせずご覧になってみてください。
スペシャルイベントDVDが欲しい!
実はアニメ終了後の2020年11月、声優陣によるスペシャルイベントが開催されました。
またもや櫻井さんにハマる前に開催されていたイベントで(笑)おーーい私ーー!って思ってたんですが。
この度、2021年3月にイベントのDVDが発売されました!!!
このイベントは、原作者の辻村七子先生が描き下ろしたシナリオにそって、声優陣がアフレコをするというものです。
いや、全部買ってたら破産やで(笑)
私、 鬼滅関係のメディアもまだ買えてないものが多くて、どれから手を出したらいいかわかりません(笑)
ただ、このリチャード声の櫻井さんめっちゃ好きなんですよ…困るよね(笑)
ちょっと誰か仕事ください(笑)オタ活に全部つぎ込むので…必死に仕事します…。